外反母趾

外反母趾は、足の親指の付け根の関節が、他の指に向かって『く』の字のように変形し、痛みや腫れが生じていきます。また、扁平足と同時に進行することがあり、これにより足が地面の吸収する能力を失います。

●先の尖った靴は履かない

親指にストレスがかかるため、ハイヒールやパンプスなど、先の尖った靴はなるべく履かないようにしましょう。またサイズの合っていない靴も、指の変形に繋がります。

●足裏、足趾のセルフマッサージ

『立ち仕事』『扁平足』『仕事でハイヒールを履いている』といった足に疲労が溜まりやすい方は、お風呂の中で足裏、足趾をしっかりほぐしましょう。

足裏：土踏まずを中心に足裏全体をほぐしていきます。

足趾：足の甲から、指の間をほぐしていきます。

●足裏、足趾のトレーニング

足の指のアライメントが崩れないよう、足裏や足趾の筋肉を鍛えていきましょう。

・タオルギャザー

1、椅子に座ります

2、滑りやすい床の上にタオルを広げます。

3、指の力だけで、タオルを手前に手繰り寄せていきます。

親指だけではなく、5本の指をすべてつかうように意識してタオルを手繰り寄せることがポイントです。

畳の上で行ったり、タオルの端に水の入ったペットボトルを置いたりすると、より負荷を強められます。10回を目標に繰り返しましょう。

・つま先立ちトレーニング（カーフレイズ）

１、壁のそばに立ち、片手を壁につき身体を支えるようにします。

２、両方のつま先を最大限上にあげます。

３、つま先を下ろし、今度はつま先立ちの状態になります。

2と3を交互に、10回3セットを目標に繰り返しましょう。

裸足で行い、親指から小指まで、すべての指をつかってつま先立ちをするように意識しましょう。

●テーピング

テーピングによって母趾を内側に引っ張ったり、足裏のアーチを補助したりすることが期待できます。
細かい貼り方については、整骨院など身体の専門家に一度相談してみましょう。